以前、入院した経験があるのですが、入院をするということは、早く病気を治したいと思ってがんの治療法の本を読んだり必死になります。しかしそんなことを思っても、自分の体がどんなことになっているのかわからないことがあります。そのため、自分で頑張ろうとしてもどうしようもないことですね。しかし、いろいろなことを考えてマイナス思考となることも、たびたびありました。

そんな時、とても支えとなってくれるのは、同室者でした。同じような病気をしているのでどんな風に経過をするかなど、詳しく教えてもらうことができるのです。検査について、退院後の通院について等、心配と思っている事について情報として教えてもらうことができました。

しかも、自分が欲しいと思っている情報だけ教えてもらうことができるのです。マイナス思考となっている私のために、そんな気遣いをしてもらうことができました。家族よりも、医療スタッフよりも気持ちを通じ合うことができたのは同じ病気をしている同室者でした。その恩は一生忘れません。