私の兄は高校1年生の時に脳腫瘍を発症しました。
当時私は中学3年生。学校の授業の途中で先生に呼び出しをされ、兄が危ないと連絡があったと聞きました。兄は数日前から熱や頭痛や嘔吐を繰り返し、病院にもらった風邪薬を飲んでも良くならず心配しておりました。そして食事も十分にとれず体力もなくなり、立つことすら出来なくなってしまいました。もう一度風邪薬をもらった病院に行き再検査をお願いしました。そうするとMRIをとられ脳の方を調べられ、3センチの腫瘍があることが判明。お医者さんはすぐに紹介状を書いて大きい大学病院に行きなさいっと言いました。すぐにドクターヘリが来て兄と母が乗り、違う県の病院に搬送されました。
大学病院に着くなり詳しい検査が始まったそうです。場所を特定し有名な脳外科医に出頭してもらい、母はいろんな同意書に泣きながらサインをしたと聞きました。やはり脳の手術なので神経を傷つけると麻痺が残る、最善は尽くしますが、ある程度の麻痺は残ると言われ脅されているみたいで嫌だったと聞きました。そして約8時間の大手術。腫瘍はとれたので病理検査。目が覚めるのは次の日の朝だろう。
そして次の日、目が覚めても体中チューブだらけで頭蓋骨も外していて絶対安静。病理検査の結果、悪性と判断され抗がん剤治療とレーザー治療が始まりました。毛も抜け落ち、食欲もなく、倦怠感で襲われ、やせ細り隔離され可哀想で兄の顔を見れませんでした。約1年間そのような治療に耐え、退院できました。大きい病院でしたので同じような年代の患者さんが大勢居り、友達も出来たみたいで病院生活を充実させていたように思います。幸い障害も残ることもなく腕の良い先生、環境に恵まれたなあと思います。
風邪薬をもらった病院は小さい頃から通っていた病院だったので信頼しきっていたのと病状が普通の風邪に似ていたことが発見の遅れになったようです。少しでもいつもとはおかしい等、感じることがあれば別の病院に行くなり、もっと詳しい検査を頼み込むなりしないといけないなあと思いました。